肩こり・頭痛は筋肉の低下や姿勢の悪さによって起こる血液の循環障害といわれていて、近年では精神的ストレスからくる肩こりもあります。
頚部・肩甲骨周辺の筋肉は頭の重さを支えるのと肩甲骨を体幹に固定する役割を持っていますが、日常や仕事上での姿勢の悪さによる
局所の疲労や、運動不足による筋力低下で起こっていきます。
近年ではパソコンの一般家庭への普及などで、間違った姿勢で肩や首に負担がかかり、痛みやだるさを生じるケースが増えています。
※肩こり・頭痛が生じやすい方
- 筋力の弱い人の「なで肩」
- 首が長く頚椎の前湾が少ない人(ストレートネック)
- 猫背で背中が曲がってる人
上記に当てはまる方は、肩こりが原因による手のしびれ、頭痛などを伴いやすいので注意が必要です。
主訴は肩周辺の凝り、重だるい、気分が悪くなるなどの不定愁訴。
また慢性の肩こりは頭痛を伴うことがあります。
筋収縮性頭痛とは首・肩を支えている筋肉が硬くなり血液の流れが悪くなる循環障害として頭痛となります。
季節の変動で夏は冷房の効きすぎで筋肉が固まっていき、冬は寒いため自然と肩をすくめたり丸くなる姿勢を取るため自分から筋肉を硬くしていきます。
また肩こりを放置していると頚椎椎間板ヘルニアや胸郭出口症候群など神経圧迫による上肢痛やしびれを起こします。
肩こりは筋の緊張を緩めて局所の循環を改善するために
マッサージやストレッチ、温熱療法、ハリなどの施術をします。
肩首の症状は、背骨や骨盤の歪みなどから起こることもあるので
全身のバランスを見て調整を行います。
また頚部は大変デリケートな部分なので手技にも技術が要求されます。
自分でむやみに強く押したり、痛む方向に強く動かす様なことは避けましょう。
普段から予防として、ストレッチや運動、ウォーキングなどで全身を動かし身体の循環を良くすることが大事です。
肩や首の痛みでは通常の肩こりや痛み以外にも、交通事故によるむち打ち症などがあります。
一般的にむちうち症はレントゲン・MRIに異常をきたさないことから、病院での治療は湿布や薬の処方で終わることもあります。
周りの人からも見た目で判断が難しいため、辛さをなかなか理解していただけません。